青森県弘前市は歴史的文化にあふれた地域ですが、これら文化の中で知名度が高いのが津軽三味線。
この津軽三味線と居酒屋を掛け合わせたサービスを提供しているお店が弘前市にあるのを、皆さんご存じでしょうか。
そのお店の名前は「津軽三味線居酒屋あいや」です。
津軽三味線の始まりは新潟県の瞽女(ごぜ・目が不自由な女性芸能者)の楽曲だとされ、その後津軽のボサマ(目が不自由な男性旅芸人)へ伝わり、現在に至るそうです。
今回は「津軽三味線居酒屋あいや」について色々と紹介していきたいと思います。
郷土料理と津軽三味線の生演奏ライブが楽しめる「津軽三味線居酒屋あいや」
青森県弘前市にある「津軽三味線居酒屋あいや」。
「津軽三味線居酒屋あいや」はほかの居酒屋とは違ったサービスでお客様から人気を得ている店舗ですが、いったいどのようなサービスを提供しているのでしょうか。
それは津軽三味線の生演奏ライブを聞きながら、お酒と郷土料理を楽しめるサービスです。
なぜ「津軽三味線居酒屋あいや」は津軽三味線と居酒屋をコラボしたのでしょうか。
その理由は「津軽三味線居酒屋あいや」のコンセプトが民謡酒場であるからです。
弘前市には数十年前、津軽三味線の生演奏ライブを聞きながら楽しめる居酒屋がたくさんありましたが、居酒屋側の後継者不足や、津軽三味線演奏者を呼べなくなるなどの原因で多くがお店を閉めてしまい、現在では半分以下に減少してしまったそうです。
そんな中「津軽三味線居酒屋あいや」では、津軽三味線奏者である渋谷さんが経営に参加し、津軽三味線を演奏して、来店するお客様を楽しませているそうです。
渋谷さんは9歳から津軽三味線の民謡に親しみ、現在では日本全国のみならず海外でも演奏している津軽三味線のプロフェッショナルです。
「津軽三味線居酒屋あいや」ではじょんから節・津軽よされ節などを演奏していますが、演奏の合間の渋谷さんのトークもとっても魅力的で面白いので、気になる方は是非一度行ってみてはいかがでしょうか。
「津軽三味線居酒屋あいや」のオススメおつまみを紹介
「津軽三味線居酒屋あいや」はおつまみとドリンク合わせて70種類以上のメニューが用意されています。
そのメニューの豊富さはほかの居酒屋と比べても多く、どれから頼めばいいか迷ってしまう方が多いかと思います。
そこで今回は「津軽三味線居酒屋あいや」の店員さんから伺ったオススメおつまみをいくつか紹介したいと思います。
オススメ郷土料理その1:貝焼き
「津軽三味線居酒屋あいや」のオススメ郷土料理その1は貝焼き〈600円税別〉です。
こちらの貝焼きですが、青森の港から取れたホタテをメインとし、ホタテの貝をお鍋代わりにして、旬の食材・焼干しのだし汁などを味噌と一緒に煮込んだ一品。
とっても弘前の地酒とマッチした一品です。
是非お試しあれ。
オススメ郷土料理その2:しじみラーメン
「津軽三味線居酒屋あいや」のオススメ郷土料理はしじみラーメンです。
こちらのしじみラーメンのお味は塩ベースで、十三湖で取れた新鮮なしじみが使用されているため、とっても濃厚な味でしじみの旨みを存分に楽しめます。
お酒の最後に〆としていただくのもよし、最初から食べるのもよし。
シーンに合わせて召し上がってみてはいかがでしょうか。
ほかにも郷土料理がたくさんある「津軽三味線居酒屋あいや」
上記二つで紹介した貝焼きとしじみラーメンの他にも「津軽三味線居酒屋あいや」には多くのおすすめ郷土料理があります。
例えばいかめんち〈800円税別〉です。
こちらのいかめんちはイカゲソと玉ねぎを筆頭に色々な野菜を入れて揚げたまるっとしたお料理です。
他にも黒石市で生産された大豆を使用した黒石豆腐や、干した鱈と卵をあえたたら玉などの郷土料理もオススメですので、こちらもぜひ「津軽三味線居酒屋あいや」を訪れた際はご賞味ください。
「津軽三味線居酒屋あいや」のおすすめセットメニュー
「津軽三味線居酒屋あいや」は単品おつまみメニューだけではなく、いくつかの料理とドリンクが一緒になった三種類のセットメニューを用意。
三種類のセットメニューの中でも、「津軽三味線居酒屋あいや」の一押しはじょんからセット〈3500円税別〉。
こちらのじょんからセットは津軽の郷土料理である貝焼き・けの汁に加え、黒石で作った豆黒石豆腐〈日によって小鉢は変化します〉の小鉢、青森の港からとれた新鮮な魚介類のお刺身がついた、ボリューミーなセットです。
さらにドリンク二種がセットに含まれており、大盤振る舞いのメニューになっています。
「津軽三味線居酒屋あいや」で何を頼めばいいのか困ったら、まずはじょんからセットを頼んでみてはいかがでしょうか。
地元・弘前のお酒も豊富に用意
参照:三浦酒造株式会社
「津軽三味線居酒屋あいや」は郷土料理だけではなく、地元・弘前の地酒も豊富に取り揃えているお店です。
例えば、地元弘前の地酒の中でも有名な豊盃〈ほうはい〉です。
「津軽三味線居酒屋あいや」で販売している豊盃はとってもフレッシュでほのかな甘みを楽しめる味に仕上がっています。
他にも華一風と呼ばれる地酒もあり、こちらのお酒はとげのない丸みのある味で、揚げ物にぴったりです。
このように様々な弘前の地酒も取り揃えていますので、これらのお酒と郷土料理で舌鼓を打ちながら、津軽三味線の生演奏ライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ランチも大人気
「津軽三味線居酒屋あいや」はディナータイムの時間だけでなく、ランチの時間も営業しています。
「津軽三味線居酒屋あいや」のランチタイムは主に定食を提供していますが、その中でもオススメなのは唐揚げ定食〈800円税別〉です。
こちらの唐揚げ定食は源たれと呼ばれるタレに漬け込んだ鶏を使って仕上げています。
こちらの源たれはリンゴやショウガなどを使用したタレですが、唐揚げのレシピについての詳細は開示不可とのことでした。
しかしこの源たれに付け込んだ唐揚げはとってもおいしくて病みつきになる方が多いそうです。
こちらの唐揚げ定食ですが、鶏を一羽使っており、ご飯もお替り無料。
とってもボリュームのある定食です。
ディナータイムとは違った「津軽三味線居酒屋あいや」のランチタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は「津軽三味線居酒屋あいや」について色々と紹介しました。
余談ですが、「津軽三味線居酒屋あいや」で演出される津軽三味線ライブは、毎日19時ごろから演奏しているそうですが、弘前さくらまつりやねぷた祭りなどの繁忙期の時期になると時間がずれるそうなので、ご注意ください。
次回もまた弘前に関するお店や観光地などについてお伝えいたしますので、ぜひご覧ください。
店舗名:津軽三味線居酒屋あいや
住所:弘前市大字富田2丁目7-3
TEL:0172-32-1529
営業時間:ランチタイム:11:30〜14:30
ディナータイム:18:00〜23:00
定休日:ランチタイム:水曜日定休
ディナータイム:不定休〈※繁忙期になると休みの曜日が増えることがありますので、店舗HPもしくはお問い合わせください。〉
HP: https://www.shibutanikazuo.com/aiya/