弘前城雪燈籠まつりのコンセプトとは
弘前城雪燈籠まつりは昭和52年〈1977年〉に始まったお祭りですが、どのようなコンセプトで開催したお祭りなのでしょうか。
弘前城雪燈籠まつりが開催されるのは、雪が降り積もり、想像を絶するほど寒い時期です。
つらい冬の期間に、少しでも外に出たくなるような明るいイベントを開催するため、弘前市民から参加者を募り、雪燈籠を作ったことがきっかけでできたお祭りだそうです。
このような理由でできたお祭りも今年で47回目を迎えます。
第47弘前城雪燈籠まつりの見所その1:旧函館区公会堂
第47回〈2023年〉弘前城雪燈籠まつりの見所について紹介していきたいと思います。
弘前城雪燈籠まつりの見所その1はメインイベントの一つである大雪像です。
毎年弘前城雪燈籠まつりでは弘前市内にある歴史的建造物〈旧弘前偕行社〉などの大雪像を制作していましたが、今年はちょっと違った大雪像を制作。
その大雪像は函館市にある歴史的建造物である、旧函館区公会堂です。
旧函館区公会堂の大雪像は日中と夜間では見方が変わってきます。
日中は忠実に再現された旧函館区公会堂の迫力ある姿を見学できますが、夜間になるとライトアップされ、とってもきれいな雪像へと変化。
日中・夜間どちらも見ごたえばっちりですので、弘前城雪燈籠まつりに参加したら、この旧函館区公会堂の大雪像を見学してみてはいかがでしょうか。
なぜ弘前市のお祭りに函館市を代表する歴史的建造物の雪像が設置されたのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それは弘前市と函館市がとっても仲の良い関係を築いていたからです。
弘前市と函館市は10年ほど前から交流を重ねています。
昨年末から今年の2月にかけては、「ひろはこキャンペーン」を実施しました。
両市が連携して、相互誘客や周遊観光の促進、観光消費額向上を図ることを目的とした「ひろはこキャンペーン」内では、様々な企画を行っています。
これらの理由から、今年第47回を迎える弘前城雪燈籠まつりでは旧函館区公会堂の大雪像が制作されたそうです。
ひろはこキャンペーンについてはこちらで特集していますので、ぜひご覧になってみてください!
【ひろはこ冬の観光キャンペーン】弘前市の冬の新イベントについてご紹介!!
弘前城雪燈籠まつりの見所その2:幻想的に見える雪明かり
弘前城雪燈籠まつりの見所その2は幻想的な雪明かりです。
雪明かりは来場された観光客や市民の方へキャンドルカップを渡し、それを北の廓内の思い思いの場所に設置していただく参加型のイベントです。
キャンドルカップを置いてから、たくさんのキャンドルカップが置かれた北の廓を見渡してみると、とっても幻想的な風景を楽しむことができます。
そのためフォトスポットとして、多くの観光客が訪れているそうです。
17時もしくは18時以降からライトアップされますので、北の廓を訪れるなら、それ以降の時間帯がオススメです。
弘前城雪燈籠まつりの見所その3:弘前の四季折々が楽しめるスノーオブジェ「HIROSAKI」とプロジェクションマッピング
弘前城雪燈籠まつりのおすすめスポットその3は「HIROSAKI」の文字を雪で制作したスノーオブジェと、プロジェクションマッピングです。
この「HIROSAKI」スノーオブジェは今年初めて企画したイベントで、弘前公園の市民広場で開催しています。
スノーオブジェは「HIROSAKI」の「I」の部分に人が入ることができ、あなただけの「HIROSAKI」が作れます。
また人の動きに合わせて映像が変化するプロジェクションマッピングは18時~21時〈弘前城雪燈籠まつり最終日の2月12日は20時まで〉まで開催しています。
今年初めてのイベントで、文字の間に入るのが恥ずかしいかもしれませんが、旅の思い出にちょうどいいイベントではないでしょうか。
弘前城雪燈籠まつりのオススメフォトスポットその1:弘前城天守前にある雪燈籠
ここからは弘前城雪燈籠まつりのオススメフォトについて、弘前市観光課の方にお話をお伺いできましたので、いくつか紹介したいと思います。
最初のオススメフォトスポットは弘前城天守前にある雪燈籠です。
こちらの雪燈籠には武者絵がはめ込まれており、夜間になるとライトアップされ非常に綺麗です。
また弘前城天守も一緒にライトアップされていますのでぜひこちらで一枚撮影してみてはいかがでしょうか。
弘前城雪燈籠まつりのおすすめフォトスポットその2:西の廓ミニカマクラ
弘前城雪燈籠まつりのオススメフォトスポットは、西の廓にあるミニカマクラです。
西の廓にあるミニカマクラは約300基設置されており、夜間になればろうそくの優しい光に照らされ、とっても幻想的なフォトスポットです。
近くでミニカマクラ単体を撮影しても写真映えしますし、本丸の展望台からミニカマクラ全体を撮影してもきれいに撮れますので、ぜひ西の廓のミニカマクラを撮影して弘前城雪燈籠まつりの思い出作りをされてみてはいかがでしょうか。
市民の方々や観光客が楽しんでもらえるようなイベントづくりを目指して
今回は弘前城雪燈籠まつりについて色々と紹介してきましたが、最後に今後の展望について弘前市観光課の方に伺うことができましたので紹介したいと思います。
弘前市観光課「弘前城雪燈籠まつりは、弘前市民の方に冬の厳しい寒さを明るく元気に乗り越えてほしいという思いから始まりました。
しかし、弘前城雪燈籠まつりの雪燈籠を製作する方が減ってきています。
新型コロナウイルス感染拡大や、雪燈籠を制作していただいていた方の高齢化などが原因です。
そのため今後の展望としましては、弘前市の若者にも雪燈籠制作に参加していただき、さらに弘前市民の方や観光客に楽しんでいただけるようなイベントを企画できればと考えています。」と仰っていました。
今年の弘前城雪燈籠まつりでも色々なイベントが行われていますが、来年はいったいどのようなイベントが実施されるのでしょうか。
雪像制作される方が増えて、いろいろな雪像を見せていただけると嬉しいですね。
まとめ
今回は弘前城雪燈籠まつりについて紹介しました。
余談ですが、弘前城雪燈籠まつりではここで紹介した以外にも、子供から大人まで楽しめる大型滑り台や大雪像に照らし出されるプロジェクションマッピングなども開催されています。
プロジェクションマッピングの日程は以下の通りです。
〇2月9日(木)~11日(土)
①18:00 ②18:20 ③18:40 ④19:00 ⑤19:20 ⑥19:40 ⑦20:00 ⑧20:20
〇2月12日(日)
①18:00 ②18:20 ③18:40 ④19:00 ⑤19:20 ⑥19:40
弘前城雪燈籠まつりに遊びに来られたらぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
次回も弘前市内にあるイベントや観光スポットなどを紹介していきたいと思いますので、お楽しみに。
イベント名:弘前城雪燈籠まつり
開催場所:弘前公園〈弘前駅から車で約8分〉
開催期間:2月9日~2月12日まで
開催時間:2月9日~2月11日:10時~21時まで
2月12日:10時~20時まで
TEL:弘前市観光館:0172-37-5501
HP:https://www.hirosaki-kanko.or.jp/edit.html?id=cat02_winter_yuki